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パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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PDL
ちき、と金属音。重厚な拳銃は、弾丸を撃つだけのものではない。
「―――」
彼の、その花のような唇から自分の名前が零れる。避ける動作はできない。うしろには、かのじょが、「…成程」
彼はひどく冷めた視線で自分を見ている。こちらからは逆光になっていて、それが余計に彼の表情を冷たいものに見せている。
「ぁ…アクラシエル、これは」「申し訳ないが」
銃口は揺るぎない。「仕事だ」


「ラグエルの名の許に。貴殿の行為は堕天に値すると判断する」


その言葉を発した彼はひどく冷めた表情をしているのに、ひどく悲しげに見えた。これが――これが、彼の仕事なのだ。

「あのう」

「このひとは…なにも、していません」後ろから柔らかな声がする。彼女の声だ。ああ、だめだ、「時々お話をしたくらいです。あなたは――」「人間よ。行動は問題ではないのだ」
彼女は悪くないのだ。罪に値するのは自分だ。「でも」
「天使は、地上に対して平等であらねばならない。我々には我々の規律がある。彼は、君を想った。君を特別視した。それが罪になる」
彼のまっすぐな視線は自分を貫いている。
「君は彼のことを忘れたほうがいい」
囁くような声は、それでも震えはしない。
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