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パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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ぴたり、器を傾けた手が止まる。
 にぎやかに華やいだ空気の中でそれは気づかれないほど小さな動きだったが、すぐそばに座る線の細い青年が目敏く顔を上げた。
「どうかいたしましたか」
「…哉、これ。 持っていってんか」
「…はい」
 無造作に渡された鉄瓶を訳知り顔で受け取って、するりと彼が座敷を離れる。
 それを横目にとらえたらしい初老の男が、上座に膝を向けた。
「どうかなされましたかな」
「んんー? なんでもあらしまへん。 ちィとな、湯冷ましでももろてこよと思て」
「そうでしたかな? いやそれでは、紫陽花のご当主どの、楽しんでいらっしゃいますかな? あまり盃が進んでいらっしゃらないご様子。 ささ、どうぞどうぞ」
 太鼓持ちのような男の言葉に薄らと笑いを浮かべて、まだ年若い赤茶の髪の青年が猪口を差し出す。
 それに男は手にしていた徳利から中身を注いだ。
 ただ青年は乾さずに薄らと笑いを浮かべたままで男を見ている。
「あー…どうかなさいましたかな? ご当主どの。 …星紫陽花どの」
「いやぁ」
 にっこりと笑みを深くした彼が乾さないままの盃をことりと膳の隅に置く。
 ゆっくりと瞬きをした薄茶の目元は年に似合わぬ妙な色香があって、男は少し肌が粟立つのを感じる。
 そこにすいと襖が開いて――
「厘。 どやった?」
「クロだ」
「ほうか」
 言葉少なに交わされた会話の直後に青年の片手がさっと閃いて、男はぐらりと意識を失った。
「ああ、酔わはったんやろか。 あねさん、隣にひと部屋空いてあったな」
「ございます。 ああ、旦那さん、私らがやりますよゥ」
「ええて、かめへん」
 よいしょと男の体を軽々抱えた青年が部屋を出る。
 去り際に、お開きとちゃうから、まだ飲んでもろて、と女性に声をかけるのも忘れない。
「…やれやれだ」
「やー、真っ黒くろやったなー」
「力、あれ飲んだか?」
「んにゃ、ちょい口つけただけや」

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