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パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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「…ん。これかな」
またも夜のこと。
1階の廊下のつきあたりに下がるタペストリの裏側。
そこに指輪と同じ紋章の刻まれた部分があるのだと言う話を聞いて、人目を忍んで訪れた。
ら。
…ほんとにあった…
「メイドってこんな細かいところまで見てるものなんだ…」
ちょうど指輪の紋章部分がすっぽりと収まるサイズの窪みの奥、冷たい石の壁には確かに指輪と同じ紋章が彫られている。
いや、同じ、と言うのには語弊があるか。
指輪は溝が彫られているのに対し、壁のほうは立体的になっているのだ。
まるで、鍵のように。
「…これは」
嵌めてみる、べきだろうか。
おそらく薔薇の花びらの1枚いちまいまで完全に一致するだろう。
なにかが起きるかもしれないし、なにも起きないかもしれない。
どちらだって構わないのだ。
今の時点で充分に非日常。
この瞬間の高揚感。
「…っふ、ふふ」
堪えきれずに笑みをこぼしながらそぅっと指輪を取り出す。
ドキドキしながら、慎重に窪みに紋章を嵌め込んだ。
予想通りに――いや、むしろ予想以上にぴったりだった。
「特に、なにも起きない…」
ぴったり嵌まったけれど、それはそれ。
なにも起きない…いや、待って。
薔薇の、香りがする。
この辺りに薔薇は飾ってない。
それに、確実にさっきまでは感じなかった。
あるはずのない薔薇の香り!
背筋が粟立つ。
ぞくぞくとした興奮が口の端まで上がってきて、口角が上がるのがわかる。
どうなるの?
これだけなの?
なにか、起きないの?
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