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パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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ポゥ、と。
指輪を嵌め込んだ部分がやわらかな光を一瞬放った。
「…、ぁ…」
連続して壁のあちこちが明滅しだす。
これは……扉?
点滅する光が、ゆっくりと扉を形作っていく。
指輪を嵌め込んだ窪みはちょうど鍵穴の位置のようだ。
…ど、どうしたらいいのさ…これ…
鍵なら回せば開くだろうけど、これは鍵じゃない。
回したらきっと壊れてしまう。
「えっ…と…」
どうしようか躊躇っているうちに光はだんだん弱くなっていくから余計に焦ってしまう。
ええい、もう!
壊れても知らないからね!
指輪か、壁の彫刻のどちらかが壊れてしまうだろうと思いながら、覚悟を決めて指輪を半回転させる。
「…ま、回っ…」
瞬間、光が点滅を止めて一転、扉を縁取り線を描いた。
目が眩むような強い光。
それから――光がおさまってから――軋んだ音をたてて、奥へと扉が開いた。
暗い。
階段が下へ下へと伸びている。
…これは。
もしかしたら、もしかするんじゃないだろうか。
ショールをしっかりと体に巻き直して、ランプをしっかりと握り直して、ボクは暗い階段を下ることにしたのだった。
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