パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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突然だけれど、我が家というかボクの紋章は百合だ。
双頭の蛇、アンフィスバエナの絡んだ百合がボク自身を表す。
家は旗を持つワイバーン。
だと言うのに。
「オールドローズ・アイビー、かな…これ」
どうして、知らない紋章指輪があるんだか。
蔦の絡んだ薔薇は、花びらが独特の形をしていてオールドローズとわかる。
紋章官じゃあないからどんな紋章でも見ただけでどこの紋かわかるだなんてできないけれど、有名所のものでないのは確かだ。
それに、我が家の係累でないことも確か。
ボクの家に薔薇が関わる紋章はない。
「あるはずのない紋章、か」
どうしようかな、これ。
紋章院に問い合わせてもいいけど…そうまでする必要性は感じない。
正直な話、処分したっていいくらいだ。
「お嬢様、紅茶をお持ちしましたわ」
「ありがとう、ミザリー」
「あら…その指輪は…?」
「それがね…」
どう説明したらいいのかな…実のところ、ボクだって驚いているのだ。
まさか、執務室の机の引き出しから出てくるだなんて。
けれどそれは本当のことだし、そうやって説明するしかないだろう。
「…机の引き出しから、出てきたんだ」
「はぁ?」
「本当だって。引き出しを整理していたら出てきたの」
「いつも使っていらっしゃるではありませんか」
「そう。だから不思議で」
「先代様のものでは?」
「違うな。こんなの見たことないもの」
「失礼いたします」
言うなり、彼女は机に置かれた指輪を手にとった。
そのまましげしげと眺めているので、彼女の意見を求める。
「オールドローズとアイビーだと思うんだけど」
「そうですね…薔薇はおそらくアダムかと。ええ、ご慧眼ですわ」
「どういうことだと思う?」
指輪に対する興味はほとんど失せていた。
けれど、彼女がどう判断するのか、彼女はこれをどう思うのかには興味がある。
「そう言われましても。お嬢様にわからないものがどうして私にわかると思うんです?」
「む」
「気になるのでしたら紋章院に送りますけれど?」
「…いいや。紅茶、もらえる?」
「どうぞ」
まったく、この城はどうなっているのやら。
双頭の蛇、アンフィスバエナの絡んだ百合がボク自身を表す。
家は旗を持つワイバーン。
だと言うのに。
「オールドローズ・アイビー、かな…これ」
どうして、知らない紋章指輪があるんだか。
蔦の絡んだ薔薇は、花びらが独特の形をしていてオールドローズとわかる。
紋章官じゃあないからどんな紋章でも見ただけでどこの紋かわかるだなんてできないけれど、有名所のものでないのは確かだ。
それに、我が家の係累でないことも確か。
ボクの家に薔薇が関わる紋章はない。
「あるはずのない紋章、か」
どうしようかな、これ。
紋章院に問い合わせてもいいけど…そうまでする必要性は感じない。
正直な話、処分したっていいくらいだ。
「お嬢様、紅茶をお持ちしましたわ」
「ありがとう、ミザリー」
「あら…その指輪は…?」
「それがね…」
どう説明したらいいのかな…実のところ、ボクだって驚いているのだ。
まさか、執務室の机の引き出しから出てくるだなんて。
けれどそれは本当のことだし、そうやって説明するしかないだろう。
「…机の引き出しから、出てきたんだ」
「はぁ?」
「本当だって。引き出しを整理していたら出てきたの」
「いつも使っていらっしゃるではありませんか」
「そう。だから不思議で」
「先代様のものでは?」
「違うな。こんなの見たことないもの」
「失礼いたします」
言うなり、彼女は机に置かれた指輪を手にとった。
そのまましげしげと眺めているので、彼女の意見を求める。
「オールドローズとアイビーだと思うんだけど」
「そうですね…薔薇はおそらくアダムかと。ええ、ご慧眼ですわ」
「どういうことだと思う?」
指輪に対する興味はほとんど失せていた。
けれど、彼女がどう判断するのか、彼女はこれをどう思うのかには興味がある。
「そう言われましても。お嬢様にわからないものがどうして私にわかると思うんです?」
「む」
「気になるのでしたら紋章院に送りますけれど?」
「…いいや。紅茶、もらえる?」
「どうぞ」
まったく、この城はどうなっているのやら。
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