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出典:ヴィジュアル版世界の神話百科・アメリカ編 原書房
多少編集あり
多少編集あり
・アステカ創世神話
最初の太陽(夜、4のジャガー)はテスカトリポカ「煙をはく鏡」に支配されていた。この時代には巨人が住んでいたが、テスカトリポカの兄弟であるケツァルコアトルが、ジャガーに巨人を食べさせてしまうことで終わる。
第2の太陽(空気、4の風)はケツァルコアトルに支配されていた。この太陽は風で破壊され、その時代の「人類」はサルに変えられる。
第3の太陽(火の雨、4の雨)は雨の神トラロックに支配されていた。この太陽は日の雨で破壊され、住人たちは鳥に変えられる。
第4の太陽(水、4の水)はトラロックの姉妹であるチャルチウートリクエに支配されていた。この世界は洪水で破壊され、生き残った住人は魚に変えられる。
最後の太陽(4の動き/地震)はアステカ人の時代で、太陽神トナティウによって支配されていたが、いずれ地震の大変動によって滅びると予言されていた。
第5の太陽は、第4の太陽の崩壊後テオティワカン(神々の都)に集まった神々によって創造された。
・ウエウエコヨトル
呼称は「老いたコヨーテ(コヨトル)」を意味する。メソアメリカ中央部の賢さと策略の神で、自然発生的な災い、特にセックス関連の災いをもたらす狡猾な老いたコヨーテである。古代メソアメリカ文明で広く崇拝されたが、先ナワトル、オトミ族に由来する神であると思われる。
その予測不可能な性格ゆえに、ウエウエコヨトルは秩序を重んじる厳格なアステカ人からことさらに深い疑いと注意の目を向けられた。ただし、トリックスターとしてのコヨーテは北アメリカ南西部の神話で目立った活躍をしている。
暦上では4日のクェツパリン(トカゲ)を守護し、吉日である。
・ショロトル
呼称は「犬のような動物」を意味する。毎晩太陽を暗闇に押し込む、宵の「明星」たる金星の神のアステカ名。トラウィスカルパンテクートリ(=ケツァルコアトル、明けの「明星」)の双子の兄弟。暦上では20日のオリン(動き、地震)を守護し、これは中性日である。
人間の身体に犬の頭を持ち、ぎらぎらした目つきで足は後ろ向きに彎曲している。それゆえに偉業と不幸の神とされ、そのぎらぎらした目は改悛のしるしと解釈されている。創世神話のひとつで、ショロトルは第4の太陽の世界に生きていた人々の骨を拾い集めるために地下世界へ向かうケツァルコアトルの相棒兼道案内の犬として登場する。別の創世神話によれば、ショロトルが神々の元へ持ち帰った骨に血を降りかけたことで男女の子どもがひとりずつ生まれ、ショロトルはアザミのミルクでこの子どもたちを育てたという。
・トラウィスカルパンテクートリ
ケツァルコアトルとショロトルの化身で、明けの「明星」と宵の「明星」としての金星の神。明けの明星はケツァルコアトルで、宵の明星はその双子の兄弟ショロトルである。
明けの明星は夜明けの神で、13人の昼の神々の12番目。金星の二元的特徴は、コデックス(絵文書)の中では生身の人間(昼)と頭蓋骨(夜)として表されている。
金星の運行はメソアメリカの暦法や宗教において重要視されていた。
アステカの創世神話では、トラウィスカルパンテクートリが太陽と月を運行させる上で重要な役割を演じたことになっている。これら2つの天体はナナウアツィンとテクシステカトルの魂が天に昇ったものであったが、なにをしても動こうとしなかったため神々はもはや自らを犠牲にしない限りかれらは動かないという結論に達し、トラウィスカルパンテクートリは(ケツァルコアトルとして)黒曜石のナイフで神々の心臓をひとつずつ取り出した。
東(トラプコパ)の空を支える。象徴する色は赤(黄、青緑)。樹はパンヤノキないしメスキーテ。鳥/動物はケツァルないし鷲。暦日はシパクトリ(1、ワニ)、アカトル(13、葦)、コアトル(5、蛇)、オリン(17、動き/地震)、アトル(9、水)。暦年はアカトル、吉兆では吉を意味する。
・ケツァルコアトル
メソアメリカ中で崇拝されたもっとも古く根源的な神々のひとり。究極的にはオルメカの第VII神がその起源と考えられている。この神のナワトル語名は「羽毛に覆われた蛇」という意味だが、メソアメリカの他の地域では違う呼称で知られ、メソアメリカ中央部でのケツァルコアトルのほかに、マヤではククルカン、グアテマラのキチェではグクマッツ、湾岸地域のワステカではエヘカトルとよばれた。
ケツァルコアトルは13人の「昼の神々」の9番目で、創造神であると同時に神々の父であり、学問、科学、芸術、工芸の神であった。また、人間にトウモロコシを与えた農耕の神で、暦の創造者であり風と四方位の神でもあった。さらに神官たちの守護神であり、彼らはしばしばケツァルコアトルの名を僭称した。
破壊的な神であるシウコアトルやテスカトリポカとは対照的に、ケツァルコアトルは善なる神で知識と繁栄を人間にもたらした。また、風の神エヘカトルであり、明けの「明星」トラウィスカルパンテクートリやその双子の兄弟で宵の「明星」のショロトル、トルテカの指導者でトリャンの創設者セ・アカトル・トピルツィン・ケツァルコアトル、そしてチチェン・イツァのマヤ=トルテカの創設者ククルカンでもあるという。
後古典期には、ケツァルコアトルは多くの属性が無数に組み合わされた神として表された。たとえば、縦2つに半分を暗く、もう一方を明るく色分けされた三角錐の帽子、自己供犠のための道具を収めた帽子の環帯、血を象徴する花、首につけた黒いカラスと黄色いマカウの羽根で出来た扇、鳥のくちばしのついた面と鬢、黒いからだ、正面を黒、後ろを黄色く縦縞状に色分けした顔、目に縦にはいった暗い縞、ヒスイの円盤ないし巻貝の耳飾り、巻貝を切った胸当て、火の神の象徴される投げ槍器などである。
また人間がトナティウ(太陽神)を血で養うための生贄をささげる方法(黒曜石のナイフで心臓を取り出す)を確立させた。
また、世界に人間を住まわせ、人間に食料を与える上でも決定的な役割を担った。エヘカトルの名でミクトラン(地下世界)へ降り骨を持ち帰り、それをひいて粉にしたものに神々の血を混ぜ人間の男女を作った。そしてこの人間の食料もトナカテペトル「食料の山」からトウモロコシとその他の種を持ち帰って人間に与えた。
人間としてのケツァルコアトルは、トルテカの伝説的統治者セ・アカトル・トピルツィン・ケツァルコアトルであり、その記憶はトルテカに属するものすべてを敬うアステカ人によって不滅のものとされた。
ケツァルコアトルとしては、ヒスイや鳥、蛇、蝶といった供物、つまり平和的な生贄だけしか求めなかった。しかし、彼の政治的対向者はテスカトリポカ「煙をはく鏡」(戦いの守護神)に象徴される征服による勢力拡大を主張する神々で、それを鎮めるために人間の生贄を要求した。この抗争はケツァルコアトルがトリャンから追放されるという形で終息する。ケツァルコアトルは臣下を伴って東方のメキシコ湾へ向かい、そこで生贄として荼毘にふされ、金星という「明星」として生まれ変わったという。
また、ケツァルコアトルの最期にはテスカトリポカによる罠があったという説もある。そこではテスカトリポカがケツァルコアトルに酒を飲ませ、酩酊したケツァルコアトルは自分の妹と同衾してしまう。その行為に苦悩と含羞を憶えた彼は自分の宮殿を焼き払い、宝物を埋め、自ら生贄となって火葬された。すると、その灰は珍しい何羽もの鳥となって空へ上がっていった、となる。
また別の説では、ケツァルコアトルがいつか復讐のために戻り、新しい平和な世界秩序を打ち立てると近い筒蛇の筏に乗って東の地平線の彼方へ消えていったとされている。
暦上では2日のエヘカトル(風)を守護し、凶日である。
関連する鳥は七面鳥。
エヘカトルとして西(シワトランパ)の空を支える。この際象徴する色は白(黄、青緑)。樹は糸杉ないしマゲイ。鳥/動物はハチドリないし蛇、暦日はマサトル(7、鹿)、キアウィトル(19、雨)、オソマトリ(11、猿)、カリ(3、家)、クアウートリ(15、鷲)。暦年はカリ、吉兆で言うと「湿度が高い」ことを意味する。西はシンカルコ(お産で死んだ女性が行く天国)と戦死した戦士の世界がある方角で、一般に凶運と結びついていた。
・ケツァル
カザリキヌバネドリ。チアパスやグアテマラの森林地帯にある多湿な山に生息する美しい緑の鳥。
・コアトル
「蛇」の意。メソアメリカの初期文明から後古典期に至るまで突出して重要な役割を担っていた動物。
天の川も「雲の蛇」と表現された。
・グクマッツ
キチェ・マヤ族における「羽毛の蛇」ククルカンの呼称。グクマッツとテペウが大地とそこに生息するすべての生物を創造し、さまざまな試みの末に満足のいく人間を創造したといわれている。
・ククルカン
メソアメリカ中央部の「羽毛の蛇の神」ケツァルコアトルのマヤ語名。
風とハリケーンの神であり、【ドレスデン・コデックス】では金星と関連付けられている。そこでは金星が明けの「明星」としてのケツァルコアトルとして描かれている。
・セ・アカトル・トピルツィン・ケツァルコアトル
「1の葦、生贄をささげる羽毛の蛇」。アステカ人にとってケツァルコアトルそのものとトルテカの新都トリャンの伝説的設立者・統治者の二者を意味する。「火打石の雲の蛇」セ・テクパトル・ミシュコアトルとナワ人女性もしくは女神チマルマンの息子である。
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