パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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「お――」
おかあさん。
戦慄いた唇から言葉がこぼれた。
ふうわりと波打つ長い黒髪、上品な着物姿、穏やかな微笑み。
紅葉の記憶にある母そのものの姿を食い入るように見詰める。
よろりと足が前へ出る。
ふらりと腕が伸ばされる。
戸惑った視線を紅葉に向けた晶が、はっと息をのむ。
正面にいる黒髪の女性、紅葉の母親、それと寸分違わぬ姿で――いや、その表情は微笑みではなく泣きそうな顔で、必死に首を振って愛娘を止めようと手を伸ばすひと。
肩に触れてもそれをすり抜け、腕をつかんでも空を掻き、それでも首を振る。
泣きそうに歪んだ顔で晶を見た彼女の口がぱくぱくと動く。
声が聞こえなくて、なにを言っているのかわからない。
けれどその仕草から、その表情から、危険なのはわかる。
----------
晶くんと奇怪と紅葉とお母さん。
おかあさん。
戦慄いた唇から言葉がこぼれた。
ふうわりと波打つ長い黒髪、上品な着物姿、穏やかな微笑み。
紅葉の記憶にある母そのものの姿を食い入るように見詰める。
よろりと足が前へ出る。
ふらりと腕が伸ばされる。
戸惑った視線を紅葉に向けた晶が、はっと息をのむ。
正面にいる黒髪の女性、紅葉の母親、それと寸分違わぬ姿で――いや、その表情は微笑みではなく泣きそうな顔で、必死に首を振って愛娘を止めようと手を伸ばすひと。
肩に触れてもそれをすり抜け、腕をつかんでも空を掻き、それでも首を振る。
泣きそうに歪んだ顔で晶を見た彼女の口がぱくぱくと動く。
声が聞こえなくて、なにを言っているのかわからない。
けれどその仕草から、その表情から、危険なのはわかる。
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晶くんと奇怪と紅葉とお母さん。
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