パロディとかTwitterネタを収納する部屋
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「…あ。紅葉さん…ただい」
ま、と台詞が完成しなかったのは、表情をゆがめた紅葉がおもいきり鏡の頬を叩いたからだ。
叩かれた鏡は呆然として頬を押さえる。彼女はいつもおだやかで、まぁ怒られるだろうなとは覚悟していたけれどさすがにこんなふうに手を上げるなんて思ってもみなかった。
けれどじんじんと熱を持った頬の痛みは本物で、目の前のきつい眼差しをした紅葉の手が振り抜いたままになっているから確かに彼女が自分を叩いたのだと他人事のように認める。
どれだけ。紅葉の唇が戦慄いてかすれそうな声を紡いだ。
「どれだけ心配したと思っているんですか」
驚いたように見つめてきた鏡にまた言葉を重ねようと息を吸い込んだ喉がひりついて、目尻が熱くて紅葉は泣きたくなる。おなかの中が消化不良を起こしたような妙な感じで、それはきっと。
「なんにも言わずに急にいなくなって!あなたになにかあったのかと思ったら気が気でないし、所長さんや御巫さんはなにか知っているふうでしたけど、わたしはなにも知らない!あなたはいつもわたしたちに無理をするなと、全体の行動が乱れるようなことはするなと言っているのに、自分は無茶ばかりして!」
端的に言えば、とてもとても怒っていた。
悲鳴のような声で叫ぶ紅葉の目にはみるみる涙が溜まっていって、まつげに塞き止められたそれは今にもこぼれ落ちそうで鏡が焦る。泣いてしまったらどうしよう。
「、わ…わりぃ…その、悪かった、です」
おろおろと謝罪を呟けば、ぼろりと支えきれなくなった水滴がこぼれ落ちて、
「ちゃんとごめんなさいしなさい!」
「ご、ごめんなさい」
泣く女性には敵いっこない、とか。涙は女性の武器、とか。そんな言葉が鏡の脳裏を過ったのだった。
----------
さしゃさん宅鏡くん借り!
女の子さんと決着つけて帰ってきたら母ちゃんに怒られた、みたいな。
ま、と台詞が完成しなかったのは、表情をゆがめた紅葉がおもいきり鏡の頬を叩いたからだ。
叩かれた鏡は呆然として頬を押さえる。彼女はいつもおだやかで、まぁ怒られるだろうなとは覚悟していたけれどさすがにこんなふうに手を上げるなんて思ってもみなかった。
けれどじんじんと熱を持った頬の痛みは本物で、目の前のきつい眼差しをした紅葉の手が振り抜いたままになっているから確かに彼女が自分を叩いたのだと他人事のように認める。
どれだけ。紅葉の唇が戦慄いてかすれそうな声を紡いだ。
「どれだけ心配したと思っているんですか」
驚いたように見つめてきた鏡にまた言葉を重ねようと息を吸い込んだ喉がひりついて、目尻が熱くて紅葉は泣きたくなる。おなかの中が消化不良を起こしたような妙な感じで、それはきっと。
「なんにも言わずに急にいなくなって!あなたになにかあったのかと思ったら気が気でないし、所長さんや御巫さんはなにか知っているふうでしたけど、わたしはなにも知らない!あなたはいつもわたしたちに無理をするなと、全体の行動が乱れるようなことはするなと言っているのに、自分は無茶ばかりして!」
端的に言えば、とてもとても怒っていた。
悲鳴のような声で叫ぶ紅葉の目にはみるみる涙が溜まっていって、まつげに塞き止められたそれは今にもこぼれ落ちそうで鏡が焦る。泣いてしまったらどうしよう。
「、わ…わりぃ…その、悪かった、です」
おろおろと謝罪を呟けば、ぼろりと支えきれなくなった水滴がこぼれ落ちて、
「ちゃんとごめんなさいしなさい!」
「ご、ごめんなさい」
泣く女性には敵いっこない、とか。涙は女性の武器、とか。そんな言葉が鏡の脳裏を過ったのだった。
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さしゃさん宅鏡くん借り!
女の子さんと決着つけて帰ってきたら母ちゃんに怒られた、みたいな。
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「もみじ」
ちりん、と鈴の音と声がして紅葉は振り返る。
視線の先に同僚の姿を認めてちょっと笑って、ああもう夕方だものなと思い当たって。
「ここにいていい」
「勿論ですよ」
返した言葉にりん、りんと足音が近付く。
鋏を弄ぶ手にも慣れたものだ。
「…今日のごはん何?」
「今日は、そうですねぇ、先日筍を頂いたので筍ご飯を炊いてますよ。それから高野豆腐と、お吸い物。おかずはみぞれ煮の予定です」
止めていた手を再開させながら歌うように言えば、ふんふんと頷いていた彼女がことり、首をかしげる。
「手伝うこと、ある?」
「あら。じゃあ大根をおろしてくださいな」「ん」
----------
たまにご飯作っていく。筍ご飯食べたいです…
鎖赦さん宅りりかちゃんお借り。
ちりん、と鈴の音と声がして紅葉は振り返る。
視線の先に同僚の姿を認めてちょっと笑って、ああもう夕方だものなと思い当たって。
「ここにいていい」
「勿論ですよ」
返した言葉にりん、りんと足音が近付く。
鋏を弄ぶ手にも慣れたものだ。
「…今日のごはん何?」
「今日は、そうですねぇ、先日筍を頂いたので筍ご飯を炊いてますよ。それから高野豆腐と、お吸い物。おかずはみぞれ煮の予定です」
止めていた手を再開させながら歌うように言えば、ふんふんと頷いていた彼女がことり、首をかしげる。
「手伝うこと、ある?」
「あら。じゃあ大根をおろしてくださいな」「ん」
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たまにご飯作っていく。筍ご飯食べたいです…
鎖赦さん宅りりかちゃんお借り。
家の運転手が車の近くでしゃがみこんでいるのを見つけて榛名は僅かに頸を傾げた。今は真冬で、彼女もふっくりと着膨れしている。
「どうかして?」
「ああお嬢様、いけませんや。昨日の雪で地面が凍っちまって、車を出したら滑っちまいます」
「まあ…では仕方がないわね。構いません、自分で行くわ」
「お嬢様、そんな。あしは運転手ですよぅ」
「でも車は出せないのでしょう。気にしなくてもよろしくてよ」
たまには歩いていくのもよろしいでしょう、言ってにっこりと笑った。
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はるちゃんリク!
絡みがあればと思うけれどもどうにも…
「どうかして?」
「ああお嬢様、いけませんや。昨日の雪で地面が凍っちまって、車を出したら滑っちまいます」
「まあ…では仕方がないわね。構いません、自分で行くわ」
「お嬢様、そんな。あしは運転手ですよぅ」
「でも車は出せないのでしょう。気にしなくてもよろしくてよ」
たまには歩いていくのもよろしいでしょう、言ってにっこりと笑った。
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はるちゃんリク!
絡みがあればと思うけれどもどうにも…
私は親を知らない。知らないと言ったらいいのか覚えていないと言ったらいいのかわからないけれど、覚えのあるころにはもう私のいちばん身近な大人は玲瓏さまで、あの方は養ってくれたという意味では親のようなものだったけれど家族ではなかったように思う。
「ちよ、何してる」
「あっ蹄さま!備品の確認してます!」
「…買い出し、何がいるか書き出しとけよ」
「はーい」
蹄さまは私よりもずっと年上のひとだ。聞くところによると、前の大きな戦のときからこの冠羅軍医療部の所属であったらしい。
私をよく気にかけてくれ、あるいは鷹揚な態度で見ていてくれた。お年玉なんかもくれた。だからたぶん、私にとっての父親は蹄さまなのだろうと思う。
こんなふうに言ったところで、父親がどんなものかわからないから、あくまで想像で、となってしまうのだけれど。
「消毒液、買っておいた方がいいかな…」
簡単にメモをとって、そういえば悪筆とまではいかないけれど奔放な筆跡(て)だと言われたことを思い出す。丁寧に書いたほうがいいのかなぁ。
----------
さとねえリクで蹄さんと春蝶。
ちよの字はあんまり奇麗じゃなさそうというか、癖がありそう…
「ちよ、何してる」
「あっ蹄さま!備品の確認してます!」
「…買い出し、何がいるか書き出しとけよ」
「はーい」
蹄さまは私よりもずっと年上のひとだ。聞くところによると、前の大きな戦のときからこの冠羅軍医療部の所属であったらしい。
私をよく気にかけてくれ、あるいは鷹揚な態度で見ていてくれた。お年玉なんかもくれた。だからたぶん、私にとっての父親は蹄さまなのだろうと思う。
こんなふうに言ったところで、父親がどんなものかわからないから、あくまで想像で、となってしまうのだけれど。
「消毒液、買っておいた方がいいかな…」
簡単にメモをとって、そういえば悪筆とまではいかないけれど奔放な筆跡(て)だと言われたことを思い出す。丁寧に書いたほうがいいのかなぁ。
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さとねえリクで蹄さんと春蝶。
ちよの字はあんまり奇麗じゃなさそうというか、癖がありそう…
「おや、玄。奇遇じゃの」
「朱寿」
彼女があるくと地響きがする――もちろん比喩だ。けれど見た目以上に重い足音がするのは確か。
だいたい身に付けているものが重すぎるのだと思う。持ち上げられぬことはないだろうが、する必要もない。
「丁度良いわな、玄、運んでくりゃれ?」
「ん」
ついと手を伸ばせば浮かぶ身体。視界が高くて気分がいい。
「玄は良いのう。のっぽさんじゃ」
「そう?」
「まぁ青には負けるがの、それは構うまいて」
「そうね」
ぽつぽつとしか返されないがいつものことで気にはならない。何事も慣れ。
しかしつまらんのう。仮面剥いでやろかいな。
まぁ、それをやると色々と面倒なことになる上しばらく口を聞いてもらえないからやらないけれど。たぶん。
可愛らしいのにのう。勿体無い。
「金平糖を貰ったのじゃ。白にな、分けてやろうと思うてな」
「うん」
「あれは子どもじゃのう。儂の言えたことではないが」
「………うん」
「なんじゃその沈黙は」
「なんでも」
喉の奥で笑った気配がしたので、仮面を剥いで放り投げてやったら5日程口を聞いてもらえなんだ。
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姉さんリクで玄海さんと朱寿!
朱寿姫さまは悪戯好き。
姉さん宅玄海さんと、みけさん宅真白くんきよさん宅青鐵さんのお名前借りまんたー。
「朱寿」
彼女があるくと地響きがする――もちろん比喩だ。けれど見た目以上に重い足音がするのは確か。
だいたい身に付けているものが重すぎるのだと思う。持ち上げられぬことはないだろうが、する必要もない。
「丁度良いわな、玄、運んでくりゃれ?」
「ん」
ついと手を伸ばせば浮かぶ身体。視界が高くて気分がいい。
「玄は良いのう。のっぽさんじゃ」
「そう?」
「まぁ青には負けるがの、それは構うまいて」
「そうね」
ぽつぽつとしか返されないがいつものことで気にはならない。何事も慣れ。
しかしつまらんのう。仮面剥いでやろかいな。
まぁ、それをやると色々と面倒なことになる上しばらく口を聞いてもらえないからやらないけれど。たぶん。
可愛らしいのにのう。勿体無い。
「金平糖を貰ったのじゃ。白にな、分けてやろうと思うてな」
「うん」
「あれは子どもじゃのう。儂の言えたことではないが」
「………うん」
「なんじゃその沈黙は」
「なんでも」
喉の奥で笑った気配がしたので、仮面を剥いで放り投げてやったら5日程口を聞いてもらえなんだ。
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姉さんリクで玄海さんと朱寿!
朱寿姫さまは悪戯好き。
姉さん宅玄海さんと、みけさん宅真白くんきよさん宅青鐵さんのお名前借りまんたー。